読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

12/21に全サービスをRenta!に統合します

(2021/12/6 追記)

犬耳書店は2021年12月21日に、姉妹店「Renta!(レンタ)」へ、全サービスを統合いたします。
詳しくはこちらでご確認ください。

0
-2
kiji
0
0
1081864
0
社長はなぜ幸せになれないのか?
2
0
0
0
0
0
0
ビジネス
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
第4話 ドウシヨ平原の大酋長

『社長はなぜ幸せになれないのか?』
[著]唐土新市郎 [発行]扶桑社


読了目安時間:10分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



 乾いた平原をわたる風が、枯れ草を器用に丸めながら転がしていく。岩肌をむき出しにした遠くの山並みが、この地の気候の厳しさを伝えているようだ。どこかから、コヨーテの遠吠えが聞こえ、頭上から照りつけていた太陽はようやく西の方角に傾きはじめた。

「のどが渇いたよ、クー」
「仕方ないな。じゃあ、あのサボテンを飲もう」内部にたっぷりと水を蓄えた様子のサボテンにとまると、クーはどこからか二本のストローを取り出した。
「さあ、これをサボテンに突き刺して水を吸うんだよ」
「へえ〜、便利なもんだな」

 私は、先が斜めにカットされたストローをサボテンに刺し込み、水を吸った。ちょっと生ぬるかったものの、カラカラになっていたのどを潤すには最高の味だった。
「ひやぁ〜、うまかった。生き返ったよ、クー」
「そうかい。じゃあ、もう少し舞って目的の地へ向かおう」
「目的の地って、いったいどこなんだい?」
「ドウシヨ平原の大酋長が住む集落さ。あの山を越えれば、もうすぐだよ」クーは、紫色にかすむ山並みの方向を触覚で指し示した。
「ええっ、山越えするのかい? これから」
「うん、そうだよ。そろそろ日没だし、暗くなる前に着かなくちゃ。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:4187文字/本文:4681文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次