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羊頭狗肉 のんだくれ時評65選
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ルポ・エッセイ
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VOL.34 2013.06 ポランスキーとスタイナー、生き延びたユダヤ人の凄まじさ

『羊頭狗肉 のんだくれ時評65選』
[著]坪内祐三 [著] 福田和也 [発行]扶桑社


読了目安時間:11分
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『ロマン・ポランスキー 初めての告白』 ポーランドでユダヤ人ゲットーから逃げ、戦後アメリカで映画監督として活躍するも、'69年に妻をカルト教団に惨殺され、'77年に子役モデルへの強姦容疑で有罪となりヨーロッパに逃亡……。濃すぎる人生を本人が語るドキュメンタリー。





 夏至も過ぎて、いよいよ夏が近づいてくる。こうも蒸し暑い日が続くと、冷房の効いた屋内で映画でも観たくなるもので――。

坪内 福田さんは試写会行かないんだよね?

福田 行きません。

坪内 オレも普段は行かないんだけど、たくさん招待状が来るんだよ。いま来てるのは『オン・ザ・ロード』と、あとはこのドキュメンタリー『ノーコメントbyゲンズブール』と……。

福田 3年ぐらい前にもゲンズブールの伝記映画あったよね。

坪内 あれは劇映画ね。面白かったよ。

福田 ワタクシはたぶん明日、ウディ・アレンの『ローマでアモーレ』(公開中)を観にいくよ。最近のウディ・アレンはいかがなものかと思うこともあるんだけど、新作が公開されたらやっぱり行かざるをえない。

坪内 オレも普段は試写会に行かないんだけど、今月は行こうかなと思ってる。このドキュメンタリーとか観たいんだよな、『台湾アイデンティティー』。昔、『東京人』の編集者だったとき、田中小実昌さんの原稿を何本かもらったんだけど、小実昌さんってよく試写会も行ってて、あの頃は試写会が銀座に集中してたわけ。

福田 東映のビルでも試写会やってたね。

坪内 たとえば午後2時にどこそこで試写会をやってるから、その界隈に行くと小実昌さんがいる、とか予測できたんだよね。

福田 小林信彦さんもそんなこと書いてたよ。近くでやってる試写会をハシゴするみたいな。あとは池波正太郎も書いてた。

坪内 書いてたね。和光の裏にあった「銀座茶廊」って喫茶店がそういう人たちの溜まり場になっていて、そこで情報交換してたわけ。「今日観てきた映画は……」「じゃあ、それを観にいこう」というふうに、封切りの前から盛り上がったりして。あと、昭和30年代は映画雑誌がたくさんあって、編集部が銀座界隈に集まってたから、編集者もその溜まり場で情報を聞いて特集を組んだりしてたんだよ。

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