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羊頭狗肉 のんだくれ時評65選
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ルポ・エッセイ
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VOL.57 2014.2 福田特番 ゲスト浅田 彰(前編)

『羊頭狗肉 のんだくれ時評65選』
[著]坪内祐三 [著] 福田和也 [発行]扶桑社


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子供に「なる」には成熟しないと。子供で「いる」のとは全然違う

あさだあきら●1957年、兵庫県生まれ。批評家。京都大学経済学部卒業、同大学院修士課程修了。京都大学准教授を経て、京都造形芸術大学教授。『構造と力』(1983年)、『逃走論』(1984年)で一世を風靡し、90年代は柄谷行人と共に『批評空間』を編集。著書に『ヘルメスの音楽』、対談集『映画の世紀末』、『「歴史の終わり」を越えて』、『20世紀文化の臨界』など多数。





 福田特番、第4弾 今回のゲストである批評家・浅田彰氏は、なんと都内にある病院に入院していた。10年ぶりとなる2人の対談は病室で始まった――。

浅田 こんなところまでご足労いただいて、恐縮です。

福田 とんでもない。不整脈ですって?

浅田 1月8日、ETVの『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』(3月13日から放送予定)のスタジオ収録中に、不整脈と低血圧で卒倒――カメラ4台の前で。ブーレーズとケージの話をしているところだったのだけれど、内容的にはその前のマーラーからベルクへというところで倒れるべきだった。NHKはすぐに収録を中止して救急車を呼んでくれたんですが、「あと少しだから収録を終えたほうが心残りなく病院に行ける、僕が責任を持つので続行してほしい」とお願いして、まあ坂本龍一よりはずっと滑舌よくトークを終えたと思いますよ。救急車で運ばれた広尾の日本赤十字社医療センター救急外来では、TVドラマに出てきそうな優秀な若い医師たちがてきぱき動き、循環器科の医師も呼んでフランクに意見交換を重ねながら、「WPW症候群による不整脈の可能性が高い、近くにそれを根治するカテーテル・アブレーションで実績を積んでいる病院があるからそれを受けるべきだ」というので、この都立広尾病院に転院した。救急医療のお手本のようなプロセスで、先端的な治療を受けられる。ラッキーでした。

福田 今までも不整脈はあったんですか。

浅田 2007年に老母が脳梗塞で倒れたとき、ストレスで不整脈を感じた。医療・介護態勢が整ってストレスがなくなると不整脈も意識しなくなったけれど、その後も地震かと思って起きたら不整脈だったなんてことがある。

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