『富士山で暮らす、けったいな人々 だいすけ&幸司の山小屋住み込み奮戦記』
[著]だいすけ
[著] 松下幸司
[発行]扶桑社
もうひとりの早稲田出身者は、“ホモ店長”だ。
子ども店長と同様、“店長”に特別な意味はなく、喋り口調がいかにも、ということで、これまたチベット店長が独断でつけたあだ名である。
この人も最初から強烈なキャラ全開だった。ちょうど昼時にやって来たため、ボクら従業員と一緒に昼食を摂ったのだが、いきなりマシンガントークが始まった。
「らんちゃん!? うれしいなぁ、すごい、すごい! ボクはらんちゃんと同じ職場で働けるんだね。うわぁ~、やった、やった」
パーソナリティのらんちゃんがそこにいると知るや、ひとりで浮かれまくり。食事中に喋ってはいけないというオキテがあるわけじゃない。