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(2021/11/26 追記)

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富士山で暮らす、けったいな人々 だいすけ&幸司の山小屋住み込み奮戦記
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ルポ・エッセイ
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男女の確執を深めた一件 <幸司>

『富士山で暮らす、けったいな人々 だいすけ&幸司の山小屋住み込み奮戦記』
[著]だいすけ [著] 松下幸司 [発行]扶桑社


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 洗濯は、基本、溜めた雨水で手洗いするか、風呂に入ったときにどさくさに紛れてささっと洗うしかなかったが、一度だけ、洗濯機を回してもらえることになった。風呂の日の翌日、浴槽の残り湯を再利用しようという、チベット店長の粋な(?)はからいだった。


 山小屋にあったのは、二層式の小さな洗濯機。というわけで、洗濯機で洗うことを許されたのはひとり一点。しかし、みんな、久し振りに文明の利器を利用できるとあって、ウキウキしながら洗いたいものを持ち寄ったのだった。


 ところが、洗濯が終わったあと、女性陣のほうから文句が聞こえてくるではないか。どうやら、白いTシャツが真っ黒になって戻ってきたらしい。多分、原因はチベット店長の靴下かズボン。その汚れが一緒に洗ったTシャツに移ってしまったようなのだ。

「洗濯したら余計に汚れた、こんなことなら洗わなきゃ良かった。最悪……。はぁぁ~」


 店長に向かって直接言うのではなく、あたかも独り言のように、しかし、大きな声でこれ見よがしに文句タラタラ。

(まった、文句かよ! まったまた、ため息かよっ!)


 オレたちがイヤ~な気分になったのは言うまでもない。もちろん、独り言の主に同情などするはずもなく。


 この一件で、男子と女子の間の溝はますます深くなったのだった。



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