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ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく50のドリル
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雑学
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メンタルトレーニングの基本原理

『ゴルフのメンタルテクニック エビデンスに基づく50のドリル』
[著]笠原彰 [発行]ゴマブックス


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「喜怒哀楽は感情だから、コントロールには限界がある」



 基本原理は、非常に重要で、メンタルトレーニングの基本となるものです。全てのメンタルテクニックは、基本原理に基づいています。ぜひしっかりと理解していただければと思います。


●思考(失敗したらどうしよう、ターゲットはフェアウェイ右など頭の中に思い浮かんだ言葉)

●感情(嬉しい・怒り・悲しい・楽しいなどの喜怒哀楽、自信・集中・不安・緊張・強気・弱気など漢字2文字、いらいら・そわそわ・わくわく・うきうきなど胸の辺りに発生するはっきりしないもやもやしたもの)

●身体反応(身体が硬くなる、手に汗をかく、震えるなど身体の内部や表面の変化)

●行動(歩く、打つ、投げるなど他人から見ても分かる身体の動き)



 この4つの中で、メンタルトレーニングでトレーニングするものはどれでしょうか?



 答えは、「思考」「行動」です。


「感情」は、メンタルトレーニングでは、コントロールする対象としておりません。感情は、大脳辺縁系という原始的な脳が司っています。それをコントロールすることは、非常に難しいと考えます。比較的コントロールしやすい思考と行動をコントロールすることで、感情や身体反応もそれに伴って変化してくるものと考えます。



 特殊な状況もしくは不安や緊張が高まる状況、例えば、

「この1打でバーディー」(もしくはベストスコア、優勝など)

「2桁を叩いてしまうかも」


 という場面では、結果をイメージしすぎたり、考えすぎるあまり、筋肉の硬直や手足の震え、ネガティブな感情が誰でも出やすくなります。このような感情や身体反応は、原始的な脳が司っていて、コントロールすることには限界があります。


 限界があるものを無理にコントロールしようとすると、本来プレーに集中すべきところなのに、感情のコントロールに注意が注がれてしまうのです。



 そこで、「今やるべきことは?」「これを沈めるには?」という思考を思い浮かべたり、それに伴った行動を変えることで、良い結果を生む可能性を高めます。



 今やるべきことは、具体的である必要があります。バーディーを取れるかどうかと言った結果ではありません。例えばラインを読む、ゆっくり打つ、といった思考や行動です。


「コントロールできるのは、今この瞬間の思考と行動」


 これは、2014年、全米女子オープンで優勝したミッシェルウィー選手のコメントです。

「出だしから8連続パー。他のコースだったら頭にくるかもしれないけど、このコースならOK。今だけに集中してプレーすることができている。アメリカ人としてこのタイトルはもちろん欲しいけど、未来のことも過去のことも考えない。今だけを考える」



 過去に集中するのは「後悔」ということになります。いくら後悔しても、その1打をやり直すことはできません。過去への集中は、今への集中を散漫にします。



 未来に集中することは、「先読みの誤り」という思考の歪みが起きやすくなります。


 先読みの誤りとは、悪い未来を決めつけてしまうことです。例えば「ボギーを打ったらどうしよう」とか「優勝までのスコアを計算」してしまい、それがプレッシャーになった

りもします。



 コントロールできるのは、今この瞬間の思考と行動です。今この瞬間に集中するためには、1ホールごとでは大雑把すぎます。ゴルフでは1打ごとに集中することが重要です。


 1打ごとに集中するために、何を考え何をするかに注意を向けることによって、今だけに集中することができます。今に集中したいときは、自分自身に「今やるべきことは?」「今やりたいことは?」と問いかけると良いです。


 人の注意能力を一定とすれば、思考や行動をコントロールすることで、相対的に感情や身体反応が及ぼす影響を抑えることができます。



 では、人間が機械的になったりするかといえば、そうはなりません。本能の部分が消えることはないので、機械的にはなりません。人としての感情は残っていますし、消えるものでもありません。逆にトレーニングしておかないと、感情に支配され、思いどおりのプレーができませんし、いざという時に役に立ちません。


 筋トレと同じように、メンタル面強化は、トレーニングなしでできるものではありません。



 思考を変えるのは、やや難しいことなので、行動を変えたほうが、楽な場合があります。その意味では、ゴルフにおいては、思考よりも行動を変えたほうが、上達が早いと言えます。



 ゴルフは、全体のプレー時間の約95%は実際にショットしていない時間です。つまり、プレーしていない時間が長いので、どうしても考える時間が長くなりますから、その時間の行動が重要になってきます。



 人はすることがないと、余計な思考や行動をしてしまいます。実力以上のナイスショットをイメージしたり、その逆のネガティブなイメージになったりします。



 行動を事前に決めておくことが、上達の近道になります。


───ドリル───


(1)95%の待ち時間は、常に、「今やるべきことは?」と問いかけてみましょう。

・スタート待ちの時間「今やるべきことは?」

・ティショットを打ち終わってから、第2打地点に着くまで「今やるべきことは?」

・前の組が詰まっている「今やるべきことは?」

・グリーン上で自分がパッティングするまでの時間「今やるべきことは?」


理論編

注意配分理論:人の注意力は、自分が考えていることや筋肉や心臓など身体の内部に注意が向きすぎてしまうと、ネガティブな思考や感情、身体反応が出やすくなる。注意は外側に向けたほうが、ポジティブな思考や感情、身体反応が出やすくなる。ターゲットやボールを見つめることは有効な方法。

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