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人生確率論のススメ〜運でなく、確率を支配しよう〜
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生き方・教養
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運が悪いのは、狭いボックスに閉じこもっているから

『人生確率論のススメ〜運でなく、確率を支配しよう〜』
[著]勝間和代 [発行]扶桑社


読了目安時間:5分
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 良いことばかりが続くこともなければ、悪いことばかりが続くこともない、それなのに、不運続きだ、うまくいかないことだらけだ、と感じている人もいるでしょう。


 あなたの行動次第で運をつかみやすくなるのと同様に、あなたの行動次第では、運を逃しやすくなるわけです。


「運が悪い」と言っている人には、本当は自分が運を得られる範囲、努力しなければいけない範囲はもっともっと広いのに、たまたま見つかった2%程度の可能性の中で必死に努力をして、「見つからない」と言っているような人が非常に多いのです。


 職業の選択にしても、そうです。職業なんて無限にあるのに、たまたま就いてしまった職業で、それが自分にとって合うのかどうかもよく考えないまま、死ぬほど頑張って、「うまくいかない」と嘆いていることは結構多い。


 でも、それが最初から向いていなかったら、どんなに努力しても無駄なんです。


 これは仕事においても言えることで、たとえば営業成績がなかなか上がらないときに、今アプローチをしている営業先に「もっと違うアプローチで話をしよう」「粘り強く、提案してみよう」などと、無理矢理努力をするのではなく、営業先の幅を広げてしまったほうが、よほど手っ取り早いわけです。


 婚活や友人関係も似たようなもの。家族だけはどうしようもありませんが、恋人や友人関係は、たまたま知り合った人たちと良い関係を築こうとものすごい努力をするよりは、そもそもの出会いの可能性を広げてしまったほうが楽、と私は思っています。


 よく「人間関係に恵まれない」とか、「男運(女運)が悪い」なんて言いますね。それは、単に人間関係を広める努力を怠っているからだと考えています。



 こうした思考を、私は「可能性のボックスを広げる」と呼んでいます。狭いところで無駄な努力をするのではなく、分野を広げる、努力の対象を広げるという発想を、常に多少は持っておいたほうが、人生は楽になります。



 運を逃している人の、最大で、ほとんどの要因は、自分と自分の周りに焦点を合わせすぎていることでしょう。非常に狭い視野に陥って、自分では努力をしているつもりでも、狭い努力をして、狭い人間関係にいる。


 ものすごく狭いところで宝探しをしているようなものです。どんなに探しても、そこに宝がなければ、見つからないのです。



 いろいろな人と話をしましょう、いろいろな本を読みましょう、と至るところで私は伝えています。それは、可能性のボックスを広げることにつながるからです。



 私は「エンジン01文化戦略会議」という、各分野の表現者・思考者たちが集まるボランティア集団の一員なのですが、今、中高生を対象に、「エンジン01ハローワーク」というものを行っています。エンジン01のメンバーが講師になって、一人一時限を担当し、それぞれの職業について語るというオープンカレッジです。


 子どもたちが大人になったときに、身近な職業、周りにいる人の職業だけではなく、こんな職業もあんな職業もあるんだよ、ということを知ってもらいたいと思って続けている活動です。


 私自身も、高校生の頃から会計の勉強を始めて会計士を目指したのは、まさに身近にいたから、でした。実家は自営業でしたので、税務をお願いしている税理士さんがたまに家に遊びに来て、お小遣いをくれたりしていたんです。といっても、500円なんですけど、子どもにとっての500円はものすごく大きい額ですから(当時は500円札でしたし)、なんてお金持ちなんだろうと勘違いしたんですね。


 さらに、同級生にお金持ちの子がいて、「お父さん、何してるの?」と聞いたら、「会計士」と。それで、単純に「よし、会計士だ!」と思ってしまったわけです。


 それが良かったのか悪かったのかはわかりませんが、もしも、囲碁や麻雀、ポーカーなどのプロがいるということを子どものときから知っていたら、そういう道に進んでいたんじゃないかなと思います。ゲームを仕事にできるなんて、当時は知りませんでしたから。



 平たく言えば、視野を広げるということ。視野を広げる意味とはなんなのか、理解してほしいのです。そういう意味では、うまくいくかどうかは、準備段階で大方決まってしまいます。


 つまりは、自分の努力云々よりも、どの分野で努力しているのか、誰と一緒にいるのかという、自分以外の要素で決まると思っておいたほうがいいでしょう


 運を左右する要素というのは、自分の努力は2%くらいで、残りの98%は自分以外の環境です。だったら、2%の努力をするより、98%を味方につける努力をしたほうがよほど有意義なわけです。


 ところが、うまくいっていない人ほど、自分の力を過信しすぎているのだと思います。自分さえ頑張ればなんとかなる、自分の努力でなんとかなるという“自分教”から脱出し、視野を広げるということを、運が悪いと感じるときほど意識してみてください。


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