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原発ゼロへ! 小泉純一郎脱原発宣言 全文
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政治・社会
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●原発問題 「原発はゼロにしていかなければならない」

『原発ゼロへ! 小泉純一郎脱原発宣言 全文』
[著]国内情勢研究会 [発行]ゴマブックス


読了目安時間:22分
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 ただいまご紹介いただきました小泉純一郎でございます。本日はお招きいただきまして、誠にありがとうございます。ただいま(毎日新聞の)倉重さんが話されたとおりなのですが、私は総理退任してからテレビ出演もいっさいしてないし、インタビューも全てお断りしてきたんです。つい最近、倉重さんが書かれた『小泉政権1980日(行研 刊)』という私の総理時代の記録を丹念に調べて……まぁ回顧録ではないんですけど。あの本を贈っていただきまして、私拝見して「よくこれだけていねいに調べてくれたなぁ、ありがたいことだな。これだったら私も回顧録を書く必要がないな」と思っておりましたところ、倉重さんから「じつは記者クラブで話してくれませんか、と仲間から言われているんです」というお話があったです。

特に毎日新聞の山田記者が、8月でしたかね? 私のオンカロ視察の後、コラムで取り上げてくれました。短い文章なんですが、これがじつにうまく要点を取り上げてましたね。あれからですよ。一斉にマスメディアが私に注目しだしたのは。ずっと、もうあの3・11の事故が起こってから、似たような話をしてたんですよ。で、私は今までいっさい、「私の話に対して記者を入れてくれ」とか「入れるな」とかひと言も言ったことはありません。主催者にすべて任せているんです。そこに記者が来て何を書こうが勝手だったんです。それまでは、あの毎日の山田記者が書くまでは、それはみんな無視していたんですね。

あの毎日の山田記者のコラムが出てから、いろんな方からインタビュー申し込みがあって「お断りするのも大変だな」と思っていたところ、倉重さんから「ここで話せば、もう取材を受けなくていいじゃないですか」と言われ「それもそうかな」と思って、今日は喜んでやって参りました。ただし、記者会見という、それはもうしないよと。しかし私の話を聴いて、質問したい方もおられるだろうから「若干時間を残して1、2問受けますよ」という話で今日はやって参りました。


 で、まぁ80分くらい時間をいただけるということですから、原発だけではなく時間があれば靖国問題とか日中関係、日米関係にもちょっと触れたいと思っています。


 最初に原発問題ですが、先月(10月)ですか……読売新聞がだした「小泉原発ゼロ発言を批判する」というね、記事がありましたね。社説で私のゼロ発言を批判しておりましたから、この社説から、あの批判に対して私はどういう意見を持っているかということから始めたいと思います。あの10月8日の読売の社説、2、3おもな批判があるのですけれど。

ひとつには、「小泉の原発ゼロ発言、このゼロにした後どういう代案があるのか?と。代案をださないでゼロ発言するのは無責任だ、あまりにも楽観的すぎる」という批判ですね。

しかしね、この原発問題は広くて大きくて深い問題ですよ。国会議員だけで代案を出そうったってなかなか出る問題ではありません。まして私一人がゼロという代案を出せなんたって、そりゃ不可能ですよ。だから、政治で一番大事なことは方針を示すことだと。「原発ゼロ」という方針を政治が出せば、必ず知恵ある人がいい案を作ってくれるというのが私の考えなんですよ。内閣に原発ゼロに賛同する専門家、経産省、文科省、環境省と、官僚も含めてですね、識者を集めて、(原発)ゼロに(政治の方針が)なった場合に、何年かけてゼロにするのか。その間に再生可能エネルギーをどういうふうに促進し、奨励していくのか。

あるいは原発を廃炉にする場合だって、4050年かかるんですよ。廃炉にするためにも専門家が必要だ。そういう技術者というのをどういうふうに確保していくか。さらに原発ゼロ、なくなった後、地域の発展をどう考えるのか。原発ゼロの後、再生エネルギー、さまざまな雇用問題、原発に従事していた雇用問題をどうするか。そういう広範囲の問題が残っているわけですよ。

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