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危険度10% 開運・良縁・金運、〈癒し〉をもたらす 大橋 氷川神社
『東京魔界巡礼』
[著]並木伸一郎
[発行]イースト・プレス
読了目安時間:3分
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おおはし ひかわじんじゃ
氏子は〈疫病知らず〉
東京都目黒区大橋2丁目に鎮座する「大橋氷川神社」(入口には上目黒大橋神社とあるが、由緒書には大橋氷川神社とある)
は、東急田園都市線「池尻大橋駅」の北東、徒歩5分。東急バス「大橋」下車徒歩2分。玉川通り(国道246号)を渡り、歩道橋の階段を降りると、目の前に神社の鳥居が建ち、境内に向かう急な石段がある。
天正年間(1573年〜1692年)に、旧家加藤氏が甲州上野原の産土神をこの地に迎えたものと伝えられ、同神社が建立されたのは、文化13年(1816年)。旧上目黒村の鎮守として、また、神社の氏子は〈疫病を知らず〉と言い伝えられ、地域の人々の信仰を集めてきたという。
急勾配の上の異空間
件の神社は駒場の崖地だったところに建てられている。境内に行くにはまさしく、急勾配の石段を必死に登っていかなくてはならない。75段を数えたところで息が切れ、正確な段数は不明。だが、登りきると、そこには〈異空間〉が広がっていた。一歩境内に足を踏み入れると、あら不思議。玉川通りを走る大量の車の騒音がなぜか、まったく聞こえない。周囲が木々に囲まれたここだけ静寂の世界なのだ。一瞬だが、太古の世界に迷い込んだような気がして、奈落の底に落ちそうになった。
本殿右に「目黒富士」
気をとりなおして、まずは境内正面の「本殿」をお参りする。その右側には富士山信仰を祀った「富士浅間神社」と「富士講」の石碑がある。由来は、江戸時代に富士山を対象とした民間信仰が広まる中で発足した「富士講」という団体。彼らは富士山に登るだけでなく、身近なところに小型の富士山(富士塚)を築き、これに登って山頂の石祠を拝んだのだ。境内のその一角は「目黒富士」と呼ばれている。
そして本殿の左には、金運を呼び商売を繁盛させるなど、絶大なご利益をもたらすという「氷川稲荷神社」が鎮座している。
バランスよく〈気〉を注入のこと
お参りをすませてから、あらためて境内の中央に立ち、瞑想してみた。やはり、まちがいなく境内全体に不思議な波動が渦巻いている。もしかすると、太古から存在した波動がそのまま乱れず残っていて体感させるのかもしれない。この境内の地下には〈竜脈=パワーライン〉が走っている。そこから〈陽の気=電磁波〉が放出されている。それもかなりのパワーである。
同神社は、「開運・良縁・金運」を誘引するパワーがあるとされているが、さらに加えれば、〈邪気=陰気〉を祓ってくれる、〈癒し〉のパワーが間違いなくある。
ただし、本殿はもちろんだが、左右に鎮座する神社も、必ずお参りしてほしい。そうでないと、バランスよく〈運気〉が〈感受=注入〉されないので、要注意である。
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