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モテる最終奥義
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カット3──ワシは吠える、「常識を疑え!」

『モテる最終奥義』
[著]溜池ゴロー [発行]イースト・プレス


読了目安時間:6分
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バカになれ! ワシはバカだーーー!!


 ぼんじゅ〜る! ぶざれびあ〜ん! とれびあ〜ん!

 ……などとフランス語ではじめてみたが、内容と全く関係ないので、あしからず。

 おーい! そこの居眠りしておる君! 起きんか! こら! 窓の外見て、鼻ほじってるオヌシ! ボーっとしてたら、諸君もあっという間にオヤジになっちまうぞい!

 ……えっ? すでにハゲ親父のワシに言われたくないって? こりゃまた失礼いたしました!

 さて、「真の男らしさ」とは見かけ上の強さではない。「男は女よりも弱い生き物である」ということをテーマにさらに進めるが、諸君の中には、「え〜、女より弱い男なんてカッコわるいじゃ〜ん」とか、「貴様! 男が女より弱いなんてことあるわけないだろ!」と反感を持った輩もいることだろう……だが、そんな諸君に、ワシは問いたい! 「男は女より強くあるべき」というその価値観は、いったいどこから根づいてしまったのだ? よーく考えてみんさい。ひょっとして、いつの間にか世の中に出来上がってしまっている「世間の常識」というものをよく考えもせず、疑いもせずに信じ込んでいるのではないか!?

 ……それは、危険じゃー! とっても、で〜いんじゃらすなーのだ!

 てなわけで、ワシは吠える、


 常識を疑え!


 であーる! なかば「常識」と化してしまっている旧来の価値観「イイ男1・0」「イイ男2・0」から一刻も早く脱却し、「イイ男3・0」へとパラダイムシフトするための心得その2は「常識は疑ってナンボ!」ちゅーこっちゃ。

 だいたい常識なんてものは、ドコの誰がナニを根拠に作ったのか分からないようなものがほとんどであーる! にも関わらず、曖昧なまま「そういうものだ」と鵜呑みにしてしまえば、間違った事実がより広がってしまったり、新たな価値観の創出機会を失ってしまう恐れがあるのじゃ! その最たる例が、かつてのAV業界にもあったぞ!

 時は世紀末……ロリ系巨乳のAV女優がもてはやされ、27歳以上は「オバサン」と呼ばれていた時代があった。その頃の話じゃ。当時はワシも美少女単体モノ(AVメーカー専属の若くて可愛らしい女優さんが1人で出演する作品)ばかりを撮影し、それなりに成功を収めておった。が、しかーし! ワシの心は、「ワシは、色気のある大人の女性が好きなのじゃー!」と叫び続けていた! そして、ワシは決心したのだ! 大人の色気を持った美しい女性の出演する作品、つまり「美熟女」モノを撮ろうと!

 早速ワシは、関わりのあるレンタルビデオメーカー数社に「美熟女」モノを持ちかけてみたのだが、当時のAV業界のほとんどが、それまでのロリ系巨乳至上主義の価値基準に照らし合わせ、「日本の男は皆ロリコンだ。そんなものは売れるわけがない!」と声高にワシをバカにしておった。その頃のAV業界では、熟女はキワモノ的な扱いをされていたのだ。ワシは、「必ずワシと同じように色気のある大人の女性に惹かれる男達は、全国に大勢いるはずだ!」と、ロリ系巨乳信仰にとらわれた業界の悪しき常識をワシの情熱でなんとか覆したかったのだが、ただのAV監督であるワシ1人の力では何ともならんようにも見えた……。

 しかーし! 捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったものである。そんな時だった、レンタルビデオばかりをずっと撮ってきたワシに、当時ものすごい勢いで市場を伸ばしてきたセルビデオの大手メーカー・ソフトオンデマンドの社長兼プロデューサーで後にテレビ番組『マネーの虎』で有名になった高橋がなり氏が、声をかけてきたのは……。


 がなり氏「溜池、うちで撮らないか? セルビデオは面白いぞ」

 溜池「あのー、高橋さんは僕の作品見た事ないのに、どうして声かけてきたのですか?」

 がなり氏「俺は、そいつの顔を見れば、いいモノつくるかどうかわかる。何が撮りたい?」

 溜池「美熟女単体ドラマモノ」

 がなり氏「なんだそれは? レンタルメーカーにはあるのか?」

 溜池「そんなもの売れないと断られました」

 がなり氏「だったらうちでやろう。すぐ撮れ」


 たったこれだけの会話が、結果として今までのAV業界の常識を覆すことになったのだ!

 で、その「美熟女モノ」第一号が、今のワシのカミさんである川奈まり子主演の『義母まり子34歳』という作品なのだが、蓋をあけてみると、『義母まり子34歳』は「熟女」というジャンルでは、初の1万本売上という数字を記録し、大ヒット! それがきっかけで、「美熟女ブーム」を呼び起こし、業界に続々と美熟女レーベルが誕生しだし、現在に至るのだが……もしもあの時、ワシが旧来の価値観や常識を疑わず、その後もロリ系巨乳ばかりを撮り続けたとしたら、または常識を覆す力を持つ高橋がなり氏がワシに声をかけてくれなかったら、または後にカリスマ熟女と呼ばれる川奈まり子とこのタイミングで出会わなかったとしたら、後の美熟女ブームはなかったであろう。いや、確実になかったのでござる!

 ワシというバカ男の一念が通じたのだ! バカには、常識は通用せんのだー! がーっはっはっは! ワシの尊敬するアントニオ猪木大先生も言うとるぞい! 「バカになれ!」と。

 もちろんこの話はAV監督としてのワシの特殊な経験である! だが、何事においても、このことは言えるとワシは思うとる! 例えば、男女に関することでもそうだ。「女はこういうものが好き」とか、「こうやれば、女性に好かれる」とか、世の中には、根拠のないマニュアルや常識がはびこり、それらを盲信する輩が、今も昔もなぜか絶えない。当り前のことだが、女性は100人いれば100通りであり、生活意識から、男性の好み、食の好み、性的な好みまで、各々が全く違うのだ! それなのにだ!(韓国語じゃないぞ)根拠のないマニュアルや常識を盲信したまま、彼女と接するから、2人の間にギャップが生じてしまうのだ!

 女性に対しては、体当たりでぶつからなければ見えてこないものの方がむしろ多いはず!

 マニュアルに当てはめるのではなく、自分で感じ、経験し、思考するべきではなかろうか! 他人が勝手に決めた常識など、無理に信じる必要などない!

 皆の衆! 常識を疑おうではないか!

 ワシって、バカだー!!
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