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モテる最終奥義
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カット8──海外武者修行・フィリピン編

『モテる最終奥義』
[著]溜池ゴロー [発行]イースト・プレス


読了目安時間:23分
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溜池ゴローのワールド・マップ・イン・フィリピン!


 ワシのコスタリカでの話、いかがでござったでしょうか? コスタリカでは、びっくりするようなことが多かったのだが、どの出来事も非常に楽しい記憶として、今でもワシの頭の中に残っておるのだよ。

 さて、続いては、ワシの20代での海外経験第2弾として、フィリピン・マニラでの1ヶ月滞在のことをお話しようと思う。

 題して「溜池ゴローのワールドマップ!イン!フィリピーン! ワシはフィリピンが嫌いじゃー!」の巻!

 ……ん? なんで嫌いかって?……(思わずすすり泣きだす溜池)

 よくぞ聞いてくれた!

 え? 誰も聞いてないって? まあいい。これから話すのは、ワシが29歳になる春のことじゃ……。

 助監督だったワシは、映画撮影の準備のためフィリピンはマニラのエルミタ地区という場所に出向いた。

 その映画は、監督がアメリカ人、プロデューサーと助監督はワシら日本人、各部の助手たちがフィリピン人という具合のスタッフ編成だったので、打ち合わせは、いつも日本語と英語とタガログ語が飛び交っている無国籍チャンコ鍋(そんなモノあるかどうか知らんが)のような状態だった。

 そして、当初は、現地での準備期間1ヶ月の後、クランクインの予定だったのだが……。


 空港に到着し、ゲートを出た瞬間から、マニラはぶっ飛んでいた。

 ゲートを出たワシは、迎えのスタッフを探す間もなく、見知らぬ2人組みのフィリピン人にいきなり荷物を引っ張られていた。男たちは、ワシのスーツケースとバッグを無理やりタクシーまで運び、チップをもらおうとしているらしい。サービスというより、ほとんど引ったくりである。男たちと荷物の引っ張りあいになったワシは、「ノーサンキューだ! この野郎! ゴーアヘッドだ! シャー、この野郎!」と、なぜかアントニオ猪木のマネで怒鳴っていたのだが、警官らしき人間が近寄ってくると、その男たちは一目散に逃げていった…。こんなフィリピンに対するワシの最初の印象は「エゲツナイ! けどパワフル!」というようなものだった。
「フィリピンは侮れんぞい!」と、フンドシを(はいてはいなかったが)引き締めなおすワシであった……。


 到着したその日、これから仕事を共にするフィリピンの映画スタッフたちに紹介された。彼らは、陽気で親しみやすい雰囲気を持ち、空港で物乞いをしているような目のドンヨリと濁ったフィリピン人たちとは、まるで違っていた。そして、軽い打ち合わせの後、親睦会代わりに皆で飲みに行くこととなった。ワシらは、何台かのタクシーに乗り込み、夜の街へと案内されたのだ。

 タクシーを降りると、そこにはすごく迫力のある風景が広がっていた。なんと言えばよいのだろう…、すごい数の人間たちが道路も歩道も関係なしに、ごった返している状態である。
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