『あらすじとイラストでわかる神道』
[著]知的発見!探検隊
[発行]イースト・プレス
仏教寺院と差別化が図られた
今のような神社が建てられるようになったのは、仏教の伝来によって寺院の建築技術がもたらされたころから。その技術を使いながらも、仏教寺院との差別化が図られた。寺院の屋根は瓦が使われることに対して、神社の屋根は基本的には檜などの木を使う。
また屋根の形も違う。寺院の場合は「入母屋造」といって、前後左右にこう配がある屋根が多いのに対し、神社の場合は「切妻造」といって、2方向だけにこう配がある、本を半開きにしたような屋根が多い。