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やくざと芸能と 私の愛した日本人
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エンタメ
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亡くなった兄のこと

『やくざと芸能と 私の愛した日本人』
[著]なべおさみ [発行]イースト・プレス


読了目安時間:7分
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 ここで一つ、これまで見てきたような行動を取る私の、全ての元をお話ししてみたい。


 最近、兄の遺稿を発見しました。四歳上の兄・渡辺陸は、七十七歳で逝きました。追悼と感謝を込めて、兄の事を紹介します。


 天はまったく良くしたもんで、チビにはデカには備えぬデッカい(きも)(たま)を与えてくれる。


 体の大きな兄は、私にとっては父より身近な男として憧れの的だったが、兄にしてみれば私は七面倒臭いチビでしかなかった。


 父は終戦直後、焼けてしまった煙突工場を再建するため、家族を残して、四年間はほとんど東京暮らしを続けていた。


 だから母、姉、妹二人と女上位の生活の中での男二人にとって、兄は私には父同然の存在だった。兄を見習っておけば間違いなしだと思えた。学校に上がるまでの私には、それこそ兄はピカピカの男で、輝いていた。

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