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プロ野球最期の言葉 昭和編【改訂版】
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読売ジャイアンツ(セ・リーグ)

『プロ野球最期の言葉 昭和編【改訂版】』
[著]村瀬秀信 [発行]イースト・プレス


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長嶋茂雄(ながしま・しげお)内野手

読売ジャイアンツ(1958年〜1974年)現役17
2186試合 2471安打 444本塁打 1522打点 190盗塁 生涯打率・305

「昭和33年、栄光の巨人軍に入団以来今日まで17年間、巨人ならびに長嶋茂雄のために絶大なるご支援をいただきまして、まことにありがとうございました。皆さんから絶大なるご支援、熱烈なる応援をいただきまして今日まで私なりに一生懸命野球生活を続けて参りましたが、今ここに自らの体力の限界を知るに至り、引退を決意いたしました。

 振り返りますれば、17年間の現役生活、いろいろなことがございました。試合をひとつひとつ思い起こします時に、好調時には、皆様の激しい大きな拍手をいただき、この背番号3の闘志をさらに駆りたて、また不調の時には皆様の温かいご声援の数々に、今日まで私を支えられてきました。

 不運にも我が巨人軍はV10を目指して監督以下選手一丸となり、死力を尽くして、最後の最後までベストを尽くして戦いました。しかし、力ここに及ばず、10連覇の夢は破れ去りました。

 私は今日ここに引退いたしますが、我が巨人軍は永久に不滅です。

 今後、微力ではありますが、巨人軍の新しい歴史の発展のために、栄光ある巨人軍の明日の勝利のために、今日まで皆様方からいただいたご支援、ご声援を糧としまして、さらに前進して行く覚悟でございます。長い間、皆さん、本当にありがとうございました」
(1974年1014日 引退式)


 長嶋茂雄を知らない。

 昭和50年生まれの自分にとって、4番サード長嶋は伝記に出てくる人物そのものだった。引退した長嶋の姿は子どもの頃からテレビやらでずっと見ている。だが、日本中の人々を熱狂させ、「打って欲しい時に必ず打った」という、燃える男の野性味あふれるプレーの数々は、活字かVTRか伝聞の(たぐい)でしか体験していない。

 この差はすごく大きい。なぜって、日本の野球界は、メディアの中でも、居酒屋でも、長嶋茂雄の現役時代を前提に語られてきた。それはキリスト誕生ぐらいの価値でもって語られ、アフター長嶋(AN)、ビフォア長嶋(BN)世代で野球に対する感覚はまるで違ったものになる。
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