『「未熟な夫」に、もうガマンしない!』
[著]山崎雅保
[発行]二見書房
男にも「家庭人」の技術が必要
男性は女性の自立を恐れている。女性が自立すると男性は捨てられてしまうのではないかと恐れている。男性の心理に潜むその種の恐れの根底には、生命の摂理が女性を中心として展開しているという生物学的事実への畏れが横たわっているとみてもよいのでしょう。
要するに、「男なんか、しょせん女にはかなわないよな」と、男たちは本音では直感している。だから女性の自立志向に危機を感じて、あれやこれやの手を使って邪魔しようとするのでしょう。見限られるのが怖いから。
「外でお金を稼ぐ仕事」と「家庭での働き」のどちらにも大事な価値があるのだと知っている男性は、女性に見限られる恐れを抱きません。