『プロ野球「背番号」雑学読本 なぜエースナンバーは「18」なのか』
[著]手束仁
[発行]イースト・プレス
東京六大学野球のスター選手だった立教大の長嶋茂雄が巨人に入団して背番号「3」をつけて活躍することで背番号がクローズアップされるようになった。そして長嶋の存在はそのまま野球人気を大学野球からプロ野球へと移行させていった。それで錯覚しがちなのだが、長嶋の大学時代には、じつは大学野球では背番号をつけていなかった。
文献によると、東京六大学野球で背番号が導入されたのは、長嶋がプロ入りした翌年の1959年(昭和34年)春のシーズンからとなっている。