『アベノミクスを阻む「7つの敵」 消費増税と「トンデモ経済学」を論破する』
[著]上念司
[発行]イースト・プレス
最近、構造改革路線を新自由主義として批判する人が増えてきました。小泉内閣時代の派遣法改正やタクシー自由化などをやり玉に挙げて、人々がより搾取されやすくなって苦しんでいるといった主張がおもなものです。
構造改革的な政策は、イギリスのサッチャーリズムとか、アメリカのレーガノミクスなどにその源流があると批判者たちは指摘します。これらの政策はインフレ退治を最優先の課題として、国民生活を無視した極端な小さな政府路線に走ったというのが批判のポイントです。