『20代でも給料以上稼げる!不動産投資術』
[著]長岐隆弘
[著] インベスターズギルド
[発行]扶桑社
「鎖」につながれた“サーカスの象”の話をどこかで聞いたことがあると思います。象は体長6~7・5m、体重約10トンで走力は最高時速40㎞。あらゆる肉食獣よりもはるかに大きく、動物界でも最強といわれているのにもかかわらず、サーカスの象は出番以外のあいだはいつもおとなしく小さな杭に足を鎖でつながれているだけです。
杭を引き抜いて逃げるのはいとも簡単なのに、決して逃げようとはしないのです。それはなぜでしょうか?
サーカスの象は、子象のときから足を「鎖」で地面に深く打ち込まれた杭につながれています。もちろんそれは、逃げ出せないようにするためです。
「鎖」を引きちぎって逃げようとするのですが、まだ力の弱い子象にとっては、その杭はあまりにも大きいのです。