私のもとには、流産したお母さんからのお手紙が何通も寄せられています。
お母さんが感じられたことはさまざまですが、いずれも赤ちゃんが大きな愛に気づかせてくれたという点では共通しています。
赤ちゃんは、結婚に踏みだせないでいた私たちの背中を押してくれたのだと思います。入籍した翌日の夜に外に出てきたので、そこまで見届けてくれたのでしょう。「これからふたりで仲よくがんばってね」と言ってくれたような気がします。
また、今回のことで、義母が私をとても気遣ってくれたのも、うれしく思いました。
あの子は役目を果たすために、本当はまだ来る時期ではなかったのに早めに来てくれたのだと思います。