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(2021/9/29 UP)

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本人には聞けない(禁)大質問
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雑学
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8 いまさらすぎて聞けない質問――お相撲さん、「まわし」はきちんと洗濯してるの?

『本人には聞けない(禁)大質問』
[編]謎解きゼミナール [発行] 河出書房新社


読了目安時間:19分
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フィギュア・スケートの選手、グルグル回っても目が回らない?


 遊園地のコーヒーカップに乗ると目がまわってしまう。人間はグルグルとコマのようにまわると、目がまわるものだ。

 これは、三半規管(さんはんきかん)に原因がある。平衡器官(へいこうきかん)の一つである三半規管は、人間の体の回転を感知する。この器官は三つの円形の管からできていて、その中にはリンパ液が入っている。

 リンパ液は体が回転していないときにはジッとしているが、回転すると慣性(かんせい)の法則によって、体の回転よりも遅れて動きだす。だが、あまりに激しい回転運動だと、リンパ液がかき乱されたような状態になって、めまいや吐き気におそわれるのだ。

 だが、不思議なことにフィギュア・スケートの選手がグルグルとスピンしても、何事もなかったように平気な顔をしている。これはなぜだろう?

 じつは回転しているスケート選手は、頭を回転する方向にむけて、視点も回転する先へとむけている。つまり、回転する方向に顔と視点を固定しているのだ。これによって、ふつうに回転するときのように三半規管のリンパ液をかき乱さずにすむらしい。

 また、スケート選手は、回転運動に対して感覚器官に一種の慣れが生じているとも考えられる。人間の感覚器官はおなじ刺激を何度もうけると、その刺激に対して耐性(たいせい)をもつようになる。だから、スケート選手が訓練などで何度も回転するうちに、三半規管からの情報に対して鈍感になってくるとも考えられているのだ。

 スケート選手だって、生まれつき目がまわらない性質を持っているわけではない。要は何事も訓練しだいなのである。

プロ野球選手、試合中なのに、なぜガムをかんでいる?


 野球やサッカーなどのスポーツ選手の中には、試合中にガムをかんでいる選手がいる。
「なんて不謹慎(ふきんしん)な選手だ!」と怒る人もいるが、そう単純に非難するわけにはいかない。何しろガムをかむことは、選手にさまざまな良い影響をもたらすらしいのだ。

 人間はものをかんでいるときに、脳に常に刺激が送られる。刺激は歯のまわりにたくさんある「圧センサー」という感覚器と、ものをかむ咬筋(こうきん)という筋肉の感覚器、咬筋の中の筋紡錘(きんぼうすい)という器官から入力される。

 こうして脳に刺激が送られると、今度はそれが筋肉に伝わり、手や腕、脚の筋肉が一種の興奮状態になる。それによって次の行動が起こしやすくなる。つまり、車でいえばアイドリング(エンジンのからふかし)をさせてスタートに備えている状態。スポーツ選手にとっては好ましい状態なのだ。

 また、かむことには、消化を助けたり、歯茎(はぐき)とアゴの骨を丈夫にしたり、唾液(だえき)分泌(ぶんぴつ)(うなが)す働きもある。緊張すると口の中が乾くが、ガムをかめば唾液がふだんの四倍ぐらいもでて、緊張をやわらげてくれる。

 また、ガムをかんで車を運転していると、信号を見てからブレーキをかけるまでの反応時間が短くなるなど、判断力もアップすることがわかっている。

 さらに、歯をグッとかみしめることで高い「出力」が期待できる。野球やゴルフの選手が、球があたった瞬間に歯をグッとかみしめるのもそのため。それによって、関節が固定されてより高い「出力」が期待できるのだ。

 このように「かむ」ことはスポーツ選手にとって、とても大切なこと。そのため、歯のかみあわせが悪い選手は、それを補正することもあるという。
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