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(2021/11/26 追記)

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本当は怖い日本の地名
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雑学
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巻頭特集 東京最恐地名スポット

『本当は怖い日本の地名』
[著]日本の地名研究会 [発行]イースト・プレス


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強い怨念が今もそこに漂う 将門塚


 東京の守護神として、そして(たた)り神としても恐れられている平将門。朝廷との戦に破れ、その首は京都に運ばれ、さらし首にされたが、光を放って関東へ飛び去ったという。

 将門塚(まさかどつか)は、その首が納められている塚である。将門の怨念(おんねん)(しず)めるために造られたが、関東大震災で崩壊。首塚跡地に大蔵省本館を建設しようとしたが、工事関係者が相次いで怪死したため、将門の祟りと恐れられ、さらに手篤(てあつ)(まつ)られるようになった。



かつての処刑場の面影が今も伝わる 小塚原


 江戸時代から明治時代にかけて、ここは小塚原刑場(こつがはらけいじょう)と呼ばれる処刑場だった。あちこちに骨がごろごろ転がっていたから「コツガハラ」という地名になったという説もある。処刑された人たちを弔うために建てられたのが、回向(えこう)院という寺と、首切り地蔵。線路ができたため、寺は南北に分断され、首切り地蔵のある南側は延命寺として独立した。実際に処刑が行われていたのはこちら側であり、今でもその地に建つと、霊気が足元から立ち上ってくるような気がする。



殺人狂の老婆がたどった運命とは 姥ヶ池


 昔ここに、老婆と娘が住んでいる一軒家があった。娘は旅人に声をかけ、宿を貸すといって家に泊まらせていた。深夜になると、老婆は寝ている旅人を天井から石を落として殺害し、金品を盗んでいた。

 ある日、見かねた浅草観音が旅人に姿を変え老婆の一軒家に泊まった。いつものように旅人を襲った老婆だが、旅人と思い殺害したのは、なんと自分の娘だったのだ。これまでの悪行を悔やんだ老婆が、身を投げて命を絶ったのがこの池だったため、その名前が付いたといわれる。



辻斬りに殺された人の無念の魂が 四面塔


 池袋駅の東口近くにある四面塔(しめんとう)。江戸時代、この辺りで、無差別に人を斬り殺す辻斬りが多発したという。ある夏などは、一晩で17人が辻斬りにあった。その後辻斬りの犠牲となった霊を(とむら)うために建てられたのが四面塔だ。

 昭和30年頃、この場所にデパートを建てようと塔を移動したところ事故が多発。関係者は塔を改装し、祟りが起こらないように供養した。しかしその後、路上生活者がここに住み着いてしまったためか、現在はフェンスで封鎖されている。



継母のいじめに遭い悶死 掘兼の井


 うっかりすると見逃してしまいそうなところに、ポツンとある堀兼(ほりかね)の井。どんなに掘っても水が出ないため、「掘りかねる」と、この名が付けられた。

 昔、ここに母を亡くした息子とその父親が住んでいた。父は再婚をし、継母(ままはは)がやってきたのだが、その継母が息子をひどくいじめた。そして、しつけのためだと称して、息子に素手で井戸を掘らせたという。しかし、どんなに掘っても、そこから水が出ることはなかった。そして息子は力尽きて死んでしまったという。



あの世とこの世を結ぶ橋 両国橋


 両国橋(りょうごくばし)は江戸時代の1659年に、隅田川に架けられた。西側が武蔵国(むさしのくに)、東側が下総国(しもつけのくに)で、2つの国に架けられたから「両国」という説があるが、実は両国にはもうひとつの意味がある。

 江戸の大半を焼き尽くした明暦の大火。隅田川には小さな橋しかなく、多くの人が川の向こうに逃げられずに亡くなった。川を境にして生死が分けられたため、「あの世」と「この世」を分けたのが隅田川であり、そこに架かった橋だから両国橋と呼ばれるようになったという説があるのだ。
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