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本当は怖い日本の地名
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雑学
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第4章 47都道府県 県名の謎

『本当は怖い日本の地名』
[著]日本の地名研究会 [発行]イースト・プレス


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なぜ、この地名が付いたのか? 県名にはとんでもない由来があった。

◆北海道編
道花/ハマナス
道木/エゾマツ
道鳥/タンチョウ

北海道にも「県」があった

 飛鳥時代〜平安時代にかけて、日本は東海道のように地域を「道」で分けていた。明治政府が現在の北海道を開拓する際、それにならって地域名に「道」を付けた。その後、他の地方と同じように、函館県、札幌県、根室県と3つの県に分けたが、機能しなかったため、わずか4年で県制を廃止、3県が統一され北海道となった。


先住民族に敬意を込めて“カイ”

 江戸時代までは蝦夷(えぞ)地と呼ばれ、先住民族であるアイヌの人々が生活していた。

 明治以降、日本政府が開拓を始め新しい名前が必要になりアイヌの人々が自分達をカイと呼んでいたことから、カイを使った北加伊道(きたかいどう)という名前が考え出された。その後、加伊に代わって海の字が当てられ現在の名前になった。北海道はアイヌ語に由来する地名が多く、漢字は後から付けたので難読地名が多い。



◆東北編
東北地方? 北東地方?

 古くは奥羽や奥州と呼ばれたこの地方が東北と呼ばれるようになったのは戦国時代に入ってから。京都から見て東北の方角にあったのがその名の由来といわれている。

 方角的には北東のほうが正しいように思えるが、東西南北の言葉のように、日本では東西を先にいう習慣があるため、「東北」と呼ばれた。


●青森県
県花/リンゴの花
県木/ヒバ
県鳥/ハクチョウ

青々と茂る森がある港町

 青森は港町であり、港を開いた人間が浜辺の高台に青々と茂るマツを見て「青い森があるから青森にしよう」と名付けたといわれる。アイヌ語のア・オ・モリ=突き出た小さい岡に由来するという説もある。

 青森県は当初、弘前が県庁所在地だったため弘前県と呼ばれていた。しかし、一時北海道の一部も青森県だったため、北海道に近い港町が都合がいいだろうと数ヵ月で青森に県庁が移転し、県名も青森になった。


●岩手県
県花/キリ
県木/ナンブアカマツ
県鳥/キジ

岩に押した鬼の手形が県名に

 日本の県の中で最も広い面積を誇る岩手県は、県庁がある盛岡が岩手郡にあったことから岩手と名付けられた。

 岩手の名は鬼の伝説に由来している。昔、羅刹鬼という鬼が暴れてこの土地の人々を困らせた。住民が三ツ石岩の神様にお願いしたところ、神様が鬼をこらしめ、「二度とここに来ない約束をせよ」と命じ、忘れないよう鬼に岩に手形を押させた。そこから「岩に押した手」=岩手になったのだ


●宮城県
県花/ミヤギノハギ
県木/ケヤキ
県鳥/ガン

朝廷の出張所があったから、宮なる城

 宮城の地名の由来は大和朝廷時代にさかのぼる。仙台の東に多賀城という城があり、大和朝廷の東北出張所だった。そこで「朝廷の城」=「宮なる城」→宮城になったという。

 また、朝廷の倉庫があり、これを屯倉と呼んでいたことから、ミヤケ→ミヤギになったのではないかともいわれている。

 廃藩置県により仙台藩改め仙台県となったが、半年後に仙台が宮城郡にあったことから宮城と改名した。



●秋田県
県花/フキノトウ
県木/アキタスギ
県鳥/ヤマドリ

男鹿半島がアゴの形に似てるから

 この地方は古くから秋田と呼ばれていた。『日本書紀』によると、7世紀頃には飽田(あきた)と表記されていた。飽田は悪田とも書き、湿地帯の意味。人々は条件の悪い水田を耕し、日本有数の米どころに作り変えた。米作りが盛んになったのは江戸時代以降だと言われている。

 また県の地形が人の顎に似ているので(あぎ)(顎の旧字)田になったとも。確かに男鹿半島は人間のアゴに見えなくもないが……。


●山形県
県花/ベニバナ
県木/サクランボ
県鳥/オシドリ

山の方にあるから山方

 古くは山方と書き、平安時代に作られた辞書『和名類聚抄(わみょうるいじゅうしょう)』にその地名が出てくる。

 山方は山の方に近い土地を指す。当時は人が住む地を里方、平地を野方と呼んでいた。山形市の近くに蔵王連峰や奥羽山脈があり、山沿いの都市であったため山方と呼ばれ、後に山形になった。県名は県庁所在地の都市の名前を取って付けられた。

 山方という地名は茨城県常陸大宮市や、岩手県岩手町などにもある。


●福島県
県花/ネモトシャクナゲ
県木/ケヤキ
県鳥/キビタキ

福を付けて縁起のいい名前にしたかった

 県名となった県庁所在地の福島市は、内陸都市で島ではない。

 古くはスギノメ(杉目、杉妻)という全く違う地名だったが、戦国時代に福島に改称した。福は縁起の良い文字で、島は盆地の中に孤立している山のことを指すのではないかといわれている。

 県内の交通の要所は郡山市であり、県庁を郡山に移そうという動きが明治時代にあったが、実現しなかったという。



◆関東編
関東の「関」の意味は関所?
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