私たちはどうしても物事の暗い面ばかり見てしまいます。とくに将来について、過去の失敗の影響などについて、つねに悪いほう、悪いほうへと考えてしまいがちです。

　暗い面は掘り出せばさらに暗くなり、希望がなくなります。悪いことの予想が、さらに悪いことの予想を生むのです。

　その結果、自分の将来には希望がない、自分などだめだ、他の人はもっとうまくやっているのに、うまくやれないのは自分だけだというような気持ちにおそわれます。