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(2021/11/26 追記)

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花の女子高生ウフフ…の秘密
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雑学
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3◆“ポケベル暗号”の解読はちゃんとできますか?――友達にオクレたくなかったらこれを知らなくっちゃ!

『花の女子高生ウフフ…の秘密』
[編]ヤング・ライフ調査班 [発行] 河出書房新社


読了目安時間:18分
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女子高生の書き文字はいつの間に丸文字じゃなくなった?


 丸文字とは、一九八六年に、作家・山根一眞氏が『変体少女文字の研究』で取り上げた女子高生特有の書き文字のこと。

 この、角がなくて、丸っこくて妙にクセのある丸文字が、一時期、ティーンズ雑誌の読者投稿ページや観光地のペンション、喫茶店にある“落書きノート”などを埋めつくしていたのはご存じのとおりだ。

 山根氏の本によれば、当時、約五〇〇万人の少女がこの丸文字を書いていたとか。いまでも、二〇代後半のOLには、この手の文字を書く女性が多いのも、これまたご存じのとおりである。

 しかし、少なくとも女子高生の間では、この“丸文字”が、いつの間にか姿を消してしまった。都内の女子校の教師に聞くと、テストの答案で丸文字を書く生徒は数年前からじょじょに減り、この二年でまったく消滅してしまったというのだ。

 では、女子高生たちが通信教育で習う、ペン習字のような字を書くようになったのかといえば、そうではない。彼女たちの間で当たり前のように書かれているのは、“長体ヘタウマ文字”とでもいうべきモノなのである。
“長体ヘタウマ文字”とは、丸文字とは正反対で、妙にカクカクして縦に細長い文字のこと。ためしに、ティーンズ雑誌の投稿ページを見れば、長体ヘタウマ以外の文字は、およそ見当たらないはずである。

 かつて、女子高生はメルヘンチックなモノを好み、だから書く文字にも、丸みをおびた可愛らしさを求めた。

 だが、「ウザッテー」「ムカツクー」などダーティーな言葉を連発する彼女たちは、もはや、文字に可愛らしさなど求めない。

 むしろ、限りなくブッキラボーに見える(書いてる内容とお似合いな)、長体ヘタウマ文字を好むのである。


女子高生の書く手紙は大人にゃ読めない文字がある?!

「ファーキンで会ったんだけどさぁ、A子の彼氏って、ガンブのくせしてもうチョバッドぉ!」

 いったい、なんのことやらワカラナイという方が大半だと思うが、これは、いまどき街を歩いていると耳に入ってくる、女子高生の話し言葉のサンプルだ。翻訳すると「ファーストキッチンで会ったんだけど、A子の彼氏って、すごくブ男のくせに、性格も最悪のヤツ!」。

 ……いまどきの女子高生言葉は、まさに異星人言語だが、じつは彼女たちが書く文字もまた、大人には読めない“異星人文字”があらわれつつあることをご存じだろうか。

 たとえば彼女たちが授業中に回す手紙を例にとると、
「あ゛ん。先生なにいってんのか、まるで『え゛?』って感じ。う゛〜。まだ二〇分もある。み゛っみ゛っみ゛ずをぐれ〜」と、あらゆる文字に濁音を意味するテンテンがつけられているのだ。
「あ゛」なんて、どう読むのか? 思わず、ノドを潰して発音してしまいそうになるが、そんなことをしていると、女子高生に笑われてしまう。

 つまり、こういうことである。彼女たちは、怒っているとき、また“超”を使わずに気持ちを強調したいときは、勝手気ままに文字にテンテンをつける。つまり、ほとんど“ノリ”でつけているわけで、まともに発音するつもりで使っているのではないのだ。

 ひと昔前の女子高生の手紙には、メルヘンチックなハートマークや★マークがやたらに飛び交っていたが、いまどきの女子高生の手紙にはテンテンが飛び交っている。


英語センスあふれる彼女たちの会話がわかるか?
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