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5◎メールを暗号で送るわが社のジェームズ・ボンド君――マウス片手に暴走しまくるハタ迷惑なパソコン野郎

『パソコンびっくり事件簿』
[編]ユーモア人間倶楽部 [発行] 河出書房新社


読了目安時間:20分
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電子メールを暗号で送るわが社のジェームズ・ボンド君


 某社の新人のニシムラくんは、スパイ小説とスパイ映画の大ファンである。

 あるとき、課長が、ニシムラくんに書類を一枚わたしていった。
「重要な書類なんだが、これを電子メールでK支店に送っておいてくれんか」
「重要書類ですか。まかせてください」

 ニシムラくんは、目をらんらんと輝かせながら書類を受け取り、さっそくパソコンに向かった。

 しばらくして、課長がニシムラくんのほうを見ると、彼はまだパソコンに取り組んでいる。課長自身はパソコンは苦手なのだが、ニシムラくんがパソコンの操作をしているところは何度も見たことがあったので、いつになく時間を食っているのはわかった。
「どうした? まだ送れないのか?」
「できました! これで万全です!」

 課長がパソコン画面を覗いてみると、画面いっぱいに、意味不明の言葉が並んでいる。
「なんだね、これは?」
「暗号文です。こうしておけば機密はもれません。……あ、解読のほうはご心配なく。暗号コード表はべつに送っておきますから」

 ニシムラくんの説明に、課長は思わずのけぞったという。


電子メールが嬉しかったんだよ〜


 某社では、課長クラス以上の管理職全員の席に、パソコンが導入された。
「ぼくたちの年代には、パソコンと聞くと拒否反応を起こす人もいるようだけど、そういうのはいかんと思うね」

 同じフロアにいる部長二人と課長五人は、おおむねそういう意見で、せっせとパソコンの扱い方を勉強。電子メールのやり取りなど、業務に必要な操作をひととおり覚えたのだが、それがうれしくてしようがないらしい。

 それはいいのだが……。

 この部長と課長たち七人は、はりきるあまり、なんでもかんでも電子メールを使いたがるのである。

 同じフロアのなかで、電子メールでやり取りするのだ。

 そして、電子メールを送ると、必ず大声でこう叫ぶ。
「おーい! いま、電子メール、送ったぞー!」

 同じフロアにいる若手社員一同は、「なんのための電子メールだ」と、いいかげん迷惑がり、苦笑している……。


“女子短大生式”自己紹介メールの恐怖


 ある会社の支店には、女子大生やフリーのアルバイターが何人かいて、ときどき入れ替わる。

 あるとき、新しくバイトに入った短大生のミツコさんは、まだ一〇代ながら、パソコンに詳しいというので、期待とともに迎えられた。
「では、初仕事として、本店と各店の店長あてに電子メールでかんたんな自己紹介を送ってみなさい」

 店長がいうと、彼女は、「ハイッ!」と元気のよい返事とともに、慣れた手つきでキーボードをサクサク打ちはじめた。
(有能なら、卒業したあと、正社員としてそのまま雇っても……)

 そう考えていた店長は、まもなく気が変わった。

 各店の店長あてに送るというのに、ミツコさんが送ったメールは、つぎのようなものだったからである。
『ヤッホー、○○支店のミッちゃんでしたー。ここはみんな親切で、チョーラッキーって感じー。もう、最高ハッピーでーす』
「なんだ、これは!」
「目いっぱい、みなさんのこと、ほめときました」
「そういう問題じゃないっ!」

 もちろん、この支店には、その後、「バイトの管理はもっとしっかりやれ」と、クレームが続々と電子メールで返ってきたそうである。


社内メールで悪口三昧のOLに天罰くだる!


 近ごろは、社員ひとりひとりにパソコンを導入して、社内の連絡事項も社内メールで送るという会社が増えてきた。

 この社内メール、私用の内緒話でも、パソコンに向かっていれば仕事をしているように見える。社員としては、上司にばれないように油を売るのに便利な手段ともいえるが、一歩間違えば、とんだ恥をかいたり、まずい立場になったりする。
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