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嘘だらけの日露近現代史
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歴史
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第三節 「クリミア戦争」――パーマストンに敗れたロシア

『嘘だらけの日露近現代史』
[著]倉山満 [発行]扶桑社


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 ナポレオン戦争の勝利で、大英帝国の覇権は盤石となります。それまで幾度となくイギリスの海洋覇権に挑戦してきた大陸国家のフランスは、なおも世界中で植民地競争を挑みますが、最終的にイギリスに勝ったことは一度もありません。ロシアの国力は、完全にフランスを凌駕し、イギリスに次ぐ世界第二の帝国となります。


 この大帝国の外政を一手に担った人物が、カール・ロベルト・ネッセルローデです。彼は十代のときに数年の軍隊勤務をしたほかは外交官として生涯をすごします。ナポレオン戦争期には司令部付外交官として転戦し、ウィーン会議でこそ皇帝が前面に出て交渉をしましたが、一八一六年に外務大臣に就任し、一八六二年に死去するまで、ロシア外交を取り仕切ることになります。その間、一八四五年から一八五六年までは首相も務めています。


 ネッセルローデの基軸は、ウィーン体制の堅持です。英露仏墺普の五大国の序列を守り、「キリスト教と君主制の神聖な理念を守る」神聖同盟を維持する、そのことによりヨーロッパでの大国間の戦争を回避する、というのがウィーン体制です。ネッセルローデが生きている間は、おおむね守られました。


 二十世紀後半のアメリカはソ連を相手に「冷戦だ!」と大声で宣言していましたが、こんなのは例外で仮想敵がどこなのかは公言しないのが国際常識です。

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