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嘘だらけの日露近現代史
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歴史
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第三節 「ロシア革命と干渉戦争」――共産主義国家の誕生

『嘘だらけの日露近現代史』
[著]倉山満 [発行]扶桑社


読了目安時間:11分
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 ついに恐れていたことが起きました。ロシア革命です。


 日露戦争敗北後、皇帝ニコライ二世はさまざまな改革を行いますが、すべて失敗します。宮廷ではラスプーチンという怪しげな医者だか呪術師だかよくわからないような人物が皇帝一家に取り入り、政治を左右していました。ラスプーチンは「怪しげな側近」の代名詞のようなもので、日本では白洲次郎や佐藤優が「吉田茂のラスプーチン」「外務省のラスプーチン」などとたとえられています。まったくの余談ですが。


 世界中で今でも古典として読まれている教科書に、カール・フォン・クラウゼヴィッツの『戦争論』があります。その中でクラウゼヴィッツは、「ロシアは軍事的には倒せない。内部崩壊をさせねばならない」と述べています。ドイツはこれを実行しました。


 亡命中だった革命家のウラジミール・レーニンを列車に乗せて送り込んだのです。世に言う「封印列車」です。果たして、一九一七年三月に革命が勃発します。


 アレクサンドル・ケレンスキーを中心とする社会革命党主導で帝政ロシアが打倒されるのですが、政変が相次ぎ収拾がつきません。何よりも、ドイツとの戦争を終わらせるのか否かが争点でした。皇帝の政府は英仏との信義を優先し、国民生活が困窮しようとも戦争を継続したため、耐えかねた人々が政府を転覆したのです。ケレンスキーは、「対独一撃」を加えてから有利なかたちで和睦しようとしていました。

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