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嘘だらけの日露近現代史
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歴史
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第二節 「スターリン」――猜疑と粛清と弱点

『嘘だらけの日露近現代史』
[著]倉山満 [発行]扶桑社


読了目安時間:13分
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 一九二四年レーニンの死去後、政権を握ったのはスターリンです。スターリンとは「鋼の男」を意味するコードネームで、レーニンともどもロシアの内外で工作活動にいそしんでいました。ロシア帝国の秘密警察(オフラーナ)との二重スパイ説もあるくらいです。


 出身地のグルジアでは、「スターリンほど立派なグルジア人はいない。なぜならばあれほどロシア人を殺した男はいないからだ」と言われるほどです。スターリンと同じグルジア人で、秘密警察長官を務めたラヴレンチー・ベリヤは、まさに殺人鬼、大量粛清の象徴のような人物です。


 では、スターリンについて、一番バカな時代の一番バカな通説を紹介したいと思います。


通説


 スターリンは全人類の希望である。いかなる批判も許さない。



 真顔で「ソ連崩壊は悲しくなかった。スターリンが死んだときに比べれば」と言った歴史学者が実在します。


 敗戦直後は、この掟に逆らうと日本の学界では生きていけませんでした。スターリン死後にフルシチョフがその悪行の数々を告発して、ようやく全世界に広まり、日本の学界でも大量殺人について言及することができるようになりました。スターリンが殺した人間は多すぎて数えられません。どう少なくみても百万人を下るはずがありませんし、一千万人台という説もあります。戦争で死んだ人の数も含めれば一億人かもしれません。


 こんなトンデモ人間を、神かキリストのように崇め奉っていたのが、昔の歴史学者です。仮面ライダーでいえば、ショッカー大首領を正義の味方と思い込むようなものです。

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