『巨人軍の巨人 馬場正平』
[著]広尾晃
[発行]イースト・プレス
終戦後、占領軍(GHQ)の中核となった米軍は、野球を日本統治の手段に利用しようとした。
終戦の年には神宮球場で職業野球選手による東西対抗が行われた。
翌年にはプロ野球リーグ戦が再開、同時に東京六大学野球も再開された。
しかし、この時期になってもプロ野球は大学野球よりは社会的地位は下だとみられていた。
中日の大エースとなる杉下茂は、戦地からの復員後はいすゞ自動車でプレーをしていた。