『巨人軍の巨人 馬場正平』
[著]広尾晃
[発行]イースト・プレス
馬場正平のプロ野球人生は5年で幕を閉じた。当時のプロ野球選手は平均すれば3・5年で球界を去っていたから、決して短いわけではない。
しかし公式戦わずか3試合、0勝1敗は、完全燃焼からは程遠い。
いろいろな選択肢があったが、馬場は最終的にプロレスラーの道を歩んだ。
翌年4月に馬場正平は、力道山に入門する。ヒンズースクワット100回を命じられて、即座にやってみせて、一発で合格したという。