『産業カウンセラーが教える 「つぶれない働き方」の教科書』
[著]吉岡俊介
[発行]彩図社
ストレス反応には個人差があります。
あるひとにとっては大したことでなくても、別のひとにとってはとても大きなストレスになる場合があります。自分が心地よく聴いている音楽でも、別のひとが聴いたら騒音でしかないかもしれません。同じように自分にとってはとても気が重い仕事でも、あるひとにとっては大したことではないかもしれません。
この個人差には年齢、性別、性格、育った環境などの「個人要因」や上司や同僚、家族からの支援などの「緩和要因」が影響します。緩和要因のイメージは心のクッションのようなもので、ストレッサーを受けた時の衝撃をやわらげます。