『実録!探偵の世界』
[著]大沢知己
[発行]イースト・プレス
鬼の居ぬ間にではありませんが、夫や妻のいない隙に愛人を自宅に招き入れるような強気なターゲットもいます。近所の目もありますし、もしかしたら夫(妻)が帰って来る可能性だってあるのです。そんな中で自宅に愛人を招き入れるのもどうかと思いますが、それに応じるほうもまた理解できません。
離婚の意志がなかったにも関わらず、この事実を知って離婚を決意した奥さんもいました。愛人が自宅に入ったことがトラウマになってしまい、それに耐えられないと言うのです。キッチン、風呂場、洗面所、あるいはベッドなどの家財道具を見ると、「あれもこれもそれも、あの時、あの女が使ったかもしれない」と想像し、触れたくもなくなるそうです。