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本当は怖い京都の話
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エンタメ
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【西陣の少年と少女の約束】 34 悲しい鐘の物語 報恩寺

『本当は怖い京都の話』
[著]倉松知さと [発行]彩図社


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 ●つかずの鐘の伝説


 西陣に、重要文化財にも指定されているにもかかわらず、その音を滅多に響かせることのない名鐘がある。平安時代に鋳造された報恩寺の「つかずの鐘」だ。「つくと不吉なことが起きる」という言い伝えから、いつしか使われなくなってしまったこの鐘には、西陣で働く少年少女の悲しい物語が伝わっている。


 かつては、この辺りの(おり)()では朝夕に鳴る報恩寺の鐘の音を合図に、一日の仕事をしていた。この寺の近くに、15歳になる織屋の(でっ)()と、13歳の織女がいたが、ふたりは顔を合わせるといつも喧嘩をする、いわゆる犬猿の仲だった。


 ある時ふたりは、「報恩寺の鐘の音は、夕方は何回鳴るか」をめぐって言い争いになり、とうとう賭をすることになってしまった。

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