【伝説】
米本土にUFOの大群が飛来し、米軍とUFOの間で危うく「宇宙戦争」が勃発しそうになったということが、実は過去2回ある。有名なのは戦後最大のUFO事件とも言われる1952年7月に起きたワシントン上空でUFOが乱舞したという「※①ワシントン事件」だ。
この時は、米国の首都ワシントン上空にUFOの編隊が飛来し、通常は飛行禁止地区とされているホワイトハウスや国会議事堂の上空を自在に飛び回った。米空軍は、UFOとの空中戦をも辞さない構えで、2機のF‐94戦闘機をUFOに向けスクランブル発進させた。トルーマン大統領からの電話で助言を求められたアインシュタインは、この時「むやみな発砲や攻撃は絶対に避けるべきだ」と大統領に忠告したとされる。この時に撮られた、米議事堂の上空を乱舞するUFOの写真は、大変に有名である。
もうひとつのUFO事件のほうは「ワシントン事件」ほどは、広く知られてはいない。しかし、こちらの事件では空中を乱舞するUFOに向けて米軍が大量の高射砲を打ち込んでおり、未知のUFOと米軍との間で実際に戦闘が行われたという意味で、ワシントン事件よりさらに緊急性が高い事件といえた。