『ナチスの陰謀』
[著]歴史ミステリー研究会
[発行]彩図社
がん研究で世界をリードする
今でこそ「がんは治る病」などといわれるが、それでも人間にとって恐ろしい存在であることには変わりない。
そのがんにまつわる研究が本格化した20世紀前半、ナチスが世界に先駆けてがん対策を講じていたことをご存じだろうか。
背景にはヒトラーの健康に対する強い関心はもちろん、ドイツの医療事情があった。
というのも、当時のドイツのがん研究は世界をリードしていたからだ。