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絶対に足を踏み入れてはならない 日本の禁断の土地
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雑学
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東京タワーになった戦車の鉄

『絶対に足を踏み入れてはならない 日本の禁断の土地』
[編]歴史ミステリー研究会 [発行]彩図社


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鉄塔のために集められた資材



 半世紀以上にわたり関東の電波塔としての重要な役割を担っている東京タワーは、日本のランドマークとして長年君臨し続けてきた。


 じつはこの東京タワーには、興味深いさまざまなエピソードが残されている。


 東京都港区芝公園でこの巨大な塔の建設工事が始まったのは1957年のことだが、工事前の調査で、関東一円に電波を送るためには333メートルという前代未聞の高さの鉄塔が必要であることが判明したのである。


 その頃世界一の高さを誇っていたエッフェル塔の320メートルをもしのぐ大工事には、当時の金額で30億円ともいわれる巨額の費用がつぎこまれることになったのだ。


 もちろん、それだけの高さの鉄塔を建てるためには大量の鉄が必要になるわけだが、量が量だけに関係者は原料の調達方法に頭を悩ませた。


 そこで注目されたのが、東京タワーの建設が始まる数年前に休戦を迎えていた朝鮮戦争だった。


 朝鮮戦争には国連軍の一員としてアメリカ軍が参戦していたが、日本の解体業者がこの戦争で使用されたアメリカ軍の払い下げの戦車などの軍需品を買い取った


 鉄片として取引された戦車は製鉄会社に渡り、それが溶かされて鉄骨を造る原料になったのである。


 こうして調達された大量の鉄骨は、塔に使われたすべての鉄骨の3分の1を占めたという


 その後、前例のない大がかりな工事が始まり、のべ21万人の作業員たちは朝から晩までフル稼働して、わずか1年半で東京タワーを完成させたのである。


 武器に使われていた鉄が変身し、人々に情報を送るための電波塔になったわけだから、東京タワーには平和へのメッセージが込められていると言ってもいいだろう。



2012年からの新しい出発



 ところで、東京タワーは2012年に完成した東京スカイツリーに“日本一の高さ”の座を奪われたが、その後どうなったのか気になっている人も多いことだろう。


 おもなテレビ局の電波送信所が東京スカイツリーに移転したために、電波料収入が減るものの、東京タワーは2011年以降もFM放送のアンテナとして放送電波を送出するなど、引き続き電波塔として働くことになるという。


 元祖・東京のシンボルである東京タワーには、いつまでもその堂々とした姿を見せてほしいものだ。



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