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日本の聖地99の謎
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エンタメ
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1●伊勢神宮の参道には遊女がひしめいていた?

『日本の聖地99の謎』
[編]歴史ミステリー研究会 [発行]彩図社


読了目安時間:2分
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 数ある神社の頂点に立つ伊勢神宮は、静寂に包まれた森や清らかな流れの川など、神の住まいにふさわしい雰囲気をたたえている神社だ。


 じつは、伊勢神宮の神域は驚くほど広い。


 伊勢神宮は最高神である天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀った内宮(ないくう)と、衣食住をつかさどる女神・豊受(とようけ)大神(おおみかみ)を祀った()(くう)から成り立っている。だが、内宮と外宮との間には数キロもの距離があるのだ。


 お伊勢参りが大流行していた江戸時代、この両者の間は古市(ふるいち)と呼ばれる参拝のための参道、いわばメインストリートとしてにぎわっていた。


 ただし、宿屋や土産物屋が建ち並んでいただけではなく、古市にはもうひとつ裏の顔があった。


 神の面前という神聖な場所では考えられないような遊廓(ゆうかく)がひしめき合っていたのである。その遊女の数は1000人にものぼったという。


 古市は江戸の吉原、京の島原と肩を並べるほどの盛り場だったのだ。


 参拝のあとに古市で遊ぶことを「精進(しょうじん)落とし」と呼んだらしいが、男性にとっては古市に寄ることも、お伊勢参りの大きな目的のひとつだったのだろう。


 もっとも、古市に来る客は遊び慣れている男ばかりではない。遊女たちはそのような無粋な客を冷たくあしらったため、刃傷(にんじょう)沙汰(ざた)の騒ぎが起きたこともある。


 遊女に馬鹿にされたと怒った男が、刀を抜いて店の者たちを次々と斬りつけたのだ。この事件は『伊勢(いせ)(おん)()恋寝刃(こいのねたば)』として歌舞伎にも取り上げられるほど知れ渡った。


 古市は、お参りにきた男性を惑わせる魔所だったといえるかもしれない。



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