『日本の聖地99の謎』
[編]歴史ミステリー研究会
[発行]彩図社
神奈川県にある鎌倉は、歴史上はじめて誕生した武家政権の鎌倉幕府の拠点となった場所だ。
今でも当時の繁栄の歴史を垣間見ることができるこの街の原型は、鎌倉幕府の初代征夷大将軍となった源頼朝によってつくられている。
その整備の際に、街の中心に据えられたのが鶴岡八幡宮だ。
鶴岡八幡宮は源家の氏神であり、幕府の守護社として鎌倉武士の精神的支柱であっただけでなく、さまざまな幕府の公式行事も行われた。