『日本の聖地99の謎』
[編]歴史ミステリー研究会
[発行]彩図社
伊豆七島に数えられる神津島は、東京から南へ180キロメートル下ったところにある小さな島である。
民話によれば、伊豆諸島を創った神々の集会場所であったことからその名がついたという。
だが、この島にいるのは幸福をもたらす神ばかりではないようで、なかには招かれざる神もいる。それが「二十五日様」と呼ばれる神様だ。
この神が来る旧暦の1月24日の前後、島民は仕事を休み外出を控えるのがならわしである。