『日本の聖地99の謎』
[編]歴史ミステリー研究会
[発行]彩図社
沖縄本島から南西約300キロに位置する宮古島の周辺には、7つの島がある。なかでもいちばん小さいのが大神島だ。
島の周囲は2・3キロ、住民も29人(2015年現在)ほどしかいない。だが、宮古地方で最も神聖視されているのがここなのだ。神がいる島として、周囲の島々から崇められてきたのである。
それを示すかのように、この小さな島には聖地が多い。「御嶽」や「御願所」と呼ばれる拝所には、よそ者はもちろん、地元の人でさえ立ち入れない場所もある。