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大日本帝国の発明
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歴史
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まえがき

『大日本帝国の発明』
[著]武田知弘 [発行]彩図社


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 まえがき




 大日本帝国は、太平洋戦争において、アメリカに国土を焼け野原にされて降伏した。


 太平洋戦争の敗北は、「科学力の敗北」だったと言われることがある。戦前の日本は、科学技術において、欧米の先進国に大きく後れをとっていたから敗れた、と言うのである。


 しかし、それは大きな誤解である。


 日本の科学技術は、欧米に比べてそれほど劣ったものではなかった。最先進国であるアメリカやイギリス、ドイツなどには若干後れをとっていたものの、それ以外の欧米諸国とはほぼ同レベルにあった。いや、むしろ特定の分野においてはアメリカやイギリス、ドイツなどに追いつき、追い越すような技術を持っていたのである。


 本書は戦前の日本の科学力、技術力の現れともいえる大日本帝国時代の世界初の発明、発見を集めたものだ。


 第一章は「産業を変えた科学技術の発明」と題して、欧米諸国に先駆けて発明した、内面つや消し電球やテレビ、ファックスなどの工業製品をまとめた。


 第二章は「戦争を変えた日本軍の発明」として、日露戦争の日本海海戦で見せた史上初の作戦、世界初の正式空母「鳳翔」や太平洋戦争緒戦に最強を誇ったゼロ戦、アメリカ軍を恐怖させた日本軍独自の戦法などを取り上げた。


 第三章は「暮らしを変えた医学と健康の発明」と題して、戦前にあった驚くべき医学的な発見を中心に紹介した。戦前にも、ビタミンB1や赤痢菌の発見、破傷風菌の発見など、現在であればノーベル賞級の研究が数多く生まれていることに驚くはずだ。


 第四書は「大日本帝国ではなぜ発明が生まれたのか」として、発明や発見の土壌となった大日本帝国という国について考察している。明治維新からわずか数十年で高度な科学技術を得ることができた秘訣を探った。


 戦後70年を経て、昨今、大日本帝国の業績を再評価する動きもある。本書もその類のひとつではある。が、本書は、最近出回っているような「大日本帝国のすべてを肯定するようなもの」ではない。大日本帝国の所業を是々非々で考え直し、これまで厳しい評価をされてきた「大日本帝国の科学技術」を見つめ直してみよう、というのが本書の趣旨である。


 大日本帝国の発明・発見の数々を知れば、「日本は戦後、突然に発展したのではない、戦前からの並々ならぬ労苦があったからこそ、今の経済大国がある」ということを再認識できるはずである。

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