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スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉
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ビジネス
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第1章 ジョブズ「発想のセオリー」を語る

『スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉』
[著]桑原晃弥 [発行]PHP研究所


読了目安時間:17分
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オーケー、
誰も助けてくれないなら
自分たちでやるまでだ。


 スティーブ・ジョブズは、これはと見込んだプロ中のプロを、一人、また一人と口説いては自分のために仕事をさせるのが得意だった。才能を集めて二〇〇パーセントの出力をさせるという発想だ。

 しかし、時にはジョブズの誘いを拒否する者もいる。その一つが、ゼロックス・パロアルト研究所の出身者たちがつくったソフトウエア会社アドビだ。

 ジョブズは、自分が創業したアップルを一九八五年に追放されている。九八年に暫定CEO(最高経営責任者)として復活、二〇〇〇年にパソコンの名機マッキントッシュ(マック)を一新したiMacを成功させ、経営危機に(ひん)していたアップルを復活へと導いた。その歩みを確実にしようと、ソフトウエアの製作をアドビに依頼したのだ。拒否されたら、普通は他業者を探すところだが、ジョブズは発想を「自力」に転じた。
「昔からMacを支えてくれていただけに、我々はショックを受けた。でも、それで腹が()わった。『オーケー、誰も助けてくれないなら自分たちでやるまでだ』」

 やがて自社製のiPhoto、iMovieなどが生まれ、iPodの成功もあり、アップルは新しいデジタル・ライフスタイルの中心的企業へと変身していく。


好んでやまない言葉を紹介する。
「自分が行く先は

 パックがくる(ヽヽ)ポイントであり、

 パックがあった(ヽヽヽ)場所ではない」


 ジョブズの発想の一つに、消費者自身も自覚していない欲望をいち早く製品という具体的な形にしてみせ、流行を生むことがあげられる。欲望の行く手を読み、大胆なイノベーションで洗練されたスタイルを世に出すことで、アップルはIT業界の最前線に立ち続けてきた。

 ジョブズはそれを、こういう言葉で語っている。
「私が好んでやまないウェイン・グレツスキーの言葉をご紹介します。『私が滑り込んでいく先はパックが向かってくるポイントであり、パックがあったところではない』。アップルも同じことをつねに試みてきました。誕生のごくごく初期のころからそうでした。そして、これからもそれに変わりはありません」

 ウェイン・グレツキーは、天才的な妙技で十代のころから多くの記録を塗り替えてきた伝説のプロアイスホッケー選手だ。引退後も「グレート・ワン」の愛称でファンから慕われ続けている。

 敵味方が激しくパックを争奪するアイスホッケーは、試合展開がめまぐるしく、時に乱闘にもなる荒々しい競技だ。パックの動きを瞬速で判断して先手を取る。それは、ジョブズの経営判断と市場判断にもぴったり通じるのだろう。


何が起こるかを
ぴたりと当てることはできない。
しかし、どこへ向かっているかを
感じることはできる。


 ジョブズは、未来を見通す新製品を次々と送り出してきた。

 アップルIIはパソコン時代の幕を開け、マッキントッシュはその後のコンピュータの流れを決めた。MP3プレーヤーの分野にiPodを、スマートフォンの分野にiPhoneを誕生させた。iPadも同様だろう。アップル追放中に創業したピクサーで『トイ・ストーリー』などコンピュータ・グラフィックス(CG)による長編アニメーション映画という分野を確立もした。
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