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スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉
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ビジネス
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第3章 ジョブズ「すごい口説き文句」を語る

『スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉』
[著]桑原晃弥 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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残る一生、
ずっと砂糖水を売っていたいですか?
それとも世界を変えたいですか?


 スティーブ・ジョブズの口説き文句のなかでも、一九八三年にジョン・スカリーに放たれた言葉は有名だ。

 当時、ジョブズは会長としてマッキントッシュプロジェクトに熱中していたが、同時にアップルが大企業に成長するには経験豊かな経営者が必要だと考えていた。(ねら)いをつけたのは、三十八歳でペプシコーラの事業担当社長に就任、翌年にはコカコーラを抜いて同社を全米一位に押し上げたすご腕の経営者ジョン・スカリーだ。

 スカリーは、いずれはペプシグループの会長にと将来を嘱望(しよくぼう)されていた。だから、最初は安定した大企業の地位を捨てて、アップルIIの実績しかない無名のアップルに転じることをためらった。ただ、一方でパソコンの将来性も理解していた。そんなある晩、ジョブズはスカリーにこう質問したのだ。
「残る一生、ずっと砂糖水を売っていたいですか? それとも世界を変えたいですか?」

 条件もよかった。年俸百万ドル、移籍ボーナス百万ドル、最大百万ドルのストックオプション(自社株購入権)などが提示され、スカリーは挑戦を選んだ。ジョブズは二年後にスカリーによってアップルを追放されるなど夢にも思わなかった。


この地上で過ごせる時間には限りがあります。
本当に大事なことを
本当に一生懸命できる機会は、
二つか三つくらいしかないのです。


 ジョン・スカリーを初めて自宅に招いた日、ジョブズは食堂のアンティーク風のテーブルのそばで、こう語りかけたという。
「僕らはみな、この地上で過ごせる時間には限りがあります。僕たちが本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は、たぶん二つか三つくらいしかないでしょう。どのくらい生きられるか知っている人はいないし、僕も知りませんが、でも僕には若いうちに大事なことをたくさんしておかねば、という意識があります」

 ジョブズには人並みはずれたスピードへの執着があった。ノーという言葉を受け入れず、なぜ時間がかかるのかが理解できないところがあった。スカリーは、そんなジョブズを見て、「少しでも多く価値あることをしなければならないと、追い立てられるように感じているのだろう」と受け取ったという。

 私たちは、経済界やスポーツ、芸能、学術などのトップクラスの人間を雲の上の人と感じ、話などとてもできないと思っているものだ。まして口説くなど想像を絶する。だが、ジョブズにはそんな遠慮はない。だから口説けるし、口説かれれば人間は、なんらかの反応をするものなのだ。イエスであれば万歳だし、ノーでも人脈は残る。要は、遠慮を失うほどの情熱があるかどうかだ。
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