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スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉
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第5章 ジョブズ「バカと賢者の差」を語る

『スティーブ・ジョブズ名語録 人生に革命を起こす96の言葉』
[著]桑原晃弥 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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連中は臆面(おくめん)もなく真似をした。
私たちは臆面もなく盗んできた。


 スティーブ・ジョブズは、人を罵倒することで自分の長所を強調するレトリックをよく使う。それがまた効果的なのだ。次の二つの「臆面もなく」という言葉の対比は、それをよく表している。
「連中は臆面もなく真似をした」

 二〇〇五年、ウィンドウズ・ロングホーン(発売名はビスタ)のことを聞いたときのスティーブ・ジョブズのコメントだ。ロングホーンは、マッキントッシュの焼き直しだったのである。模倣を軽蔑(けいべつ)するジョブズらしい言葉だと言える。

 しかし、アップルにしても新製品をつねにゼロからつくりあげるわけではない。たいていは先行者がいた。たとえばiPodには、「パーソナル・ジュークボックス」という先行製品があった。また、マッキントッシュの先端的技術の多くも、ゼロックス・パロアルト研究所に由来している。

 アップルは埋もれた技術の価値を見抜き、すごい製品にする点で独創的なのだ。こうしたやり方について、ジョブズは画家パブロ・ピカソの「すぐれた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む」という言葉を引用した後、こうつけ加えた。
「私たちはいつも偉大なアイデアを臆面もなく盗んできた」


マイクロソフトが
模倣にすぐれていたのではない。
マックが、
模倣のいいカモだったのだ。


 マイクロソフトの模倣は下手だった。ビル・ゲイツは「改善」と言いつくろっていたが、アップルとマイクロソフトの著作権をめぐる争いは、一九九五年のアップル敗訴後も続いていた。

 ゲイツは歩み寄りを示す。なぜなら、ゲイツにもアップルの価値が見えてきたからだ。ソフトウエア会社オラクルから、のちにアップルの役員となるローレンス・エリソンも「アップルは、コンピュータ業界においてライフスタイルを提供している唯一のブランドだ」とブランド価値を高く評価していた。

 だが、そのブランド価値は傷ついていた。ジョブズ追放中の間に、アップルの技術、人材などがほかのコンピュータ会社の格好の草刈り場になっていた。

 ジョブズはアップルに復帰してマイクロソフトと和解、提携する一方で、アップル社員に、こう呼びかけた。
「マックを模倣することにマイクロソフトがとりたててすぐれていたわけでない。マックが十年間もの間、模倣のいいカモだったからだ。それはアップルの問題だ」

 ブランド価値を回復させ、再建を軌道に乗せるには、今一度、イノベーションによって活力を取り戻さなければならなかった。


あれこれ口を出さないのは我々の見識だ。
他社はあれこれ手を加えて
役立たずにしてしまった。


 iPodの世界的成功に、ライバル企業も黙って指をくわえてはいなかった。
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