『自衛隊の最新・最強兵器99の謎』
[編]自衛隊の謎検証委員会
[発行]彩図社
「E‐2C」は、日本がレーダー網強化のために導入した、「早期警戒機」の一種である。
調達のきっかけは、1976年の「ベレンコ中尉亡命事件」だ。この事件では、西側諸国への亡命を図るソ連空軍のベレンコ中尉が、「MiG25」で函館空港に着陸したのだが、日本の地上レーダーは、接近する機体を着陸直前まで探知できなかったのだ。
これを教訓に、レーダー網の穴を埋めるべく、日本がアメリカから購入したのが、早期警戒機「E‐2(ホークアイ)」の派生型「E‐2C」なのである。