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[証言録]海軍反省会 3
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歴史
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なぜ、自分の所信を陸軍にぶちまけないのか

『[証言録]海軍反省会 3』
[編]戸高一成 [発行]PHP研究所


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寺崎 当然、海軍大臣として一番、昭和十五年の九月三日ですか。アメリカの海軍大臣宛に、一番大事な時期に海軍大臣。そして、政治に関与できるのは、私は海軍大臣しかないと思うんですよ。あるいは、それを補佐する次官、軍務局長、それはもう、政治の中心だと思われます。そういう点もですね、非常に海軍は欠けておったんです。戦争の研究とか、総力線の研究とか、外交問題、軍縮問題、あるいは対陸軍の関係、そういうような問題に対してですね、非常に欠けておったと、先ほど国防方針の話がありましたが、(配布資料を読むと)あれは山縣(有朋)元帥、あれがずーっと参謀総長とかなんかで、日露戦争直後の、明治四十年の国防計画。あれなんかは、本当に国防計画だと、総理大臣もやったり、参謀総長をやったりして、大戦争、日露戦争もやった。あれこそ本当にこのまま真剣に日本全体の国策だ。そういう事を踏まえて、非常に詳しく書いてあるんですね。ところが、そういうものは事務的になって参謀本部や軍令部で、保管しておくだけになって、総理大臣も、ちょっと見せてもらうだけで素通りであった。各大臣はほとんど知らない。日本の国防の計画あるいは国策には、何ら関係していなかった。そういう点が、非常の欠陥ではなかったかと思うんです。海軍の体質を書く場合、この前の末国(正雄・兵52)君も、色々論述されましたけれど、ああいう点を補足していたら、非常に参考になるんじゃないか。だから、その次のですね、気がついた点だけ申し上げますと、大陸政策と大東亜戦争ですね。

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