『[証言録]海軍反省会 3』
[編]戸高一成
[発行]PHP研究所
土肥 はい。次は棚田(次雄・兵57)さん。お願いします。
棚田 本の事でございますが、こういう一つのテーマを設けて論断をする事には、やはりその立場とかルールがあるわけでございまして、この池田清というのはどういう人か私は知りませんでした。ただ経歴が書いてありましたので見ますと、なるほど、これがその、ある事件を裁判するために色々調べた。という感じがいたします。要するに初めから海軍を犯人として言及している。で、普通の論法としましては、まあそういう粗を探してから原因究明してから判決するというような方法はあるんですけども、一番避けなきゃならん方法です。