ルポ・エッセイ
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性の問題は「一人ひとり本当に違う」
『セックスと障害者』
[著]坂爪真吾
[発行]イースト・プレス
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木全さんは、障がいのある人たちの相談支援の場で困難なケースが生じた場合、本人・家族をどう地域で支えていくかに関する研究に携わっています。現場では、被害・加害を含めて性に関するあらゆる相談が入ってくるそうです。
「例えば、肢体不自由の人がヘルパーに対してセクハラまがいのことをしてしまうため、派遣を断られてしまうことがあります。ヘルパーがいないと生活できないので、本人が自分の性とどう向き合っていけばいいのか、それに対して周りはどう関わっていけばいいのかについて、支援者や関係者を集めて考えていく。そういう積み重ねをしています。
相談の内容や支援の方法は、性別・年齢・身体の成熟具合・機能障害の種類や程度などによって、一人ひとり本当に違います。どうしても自分の周りにいる障がい者、これまで自分が関わってきた障がい者のイメージだけで考えてしまいがちですが、まず『一人ひとり本当に違う』という部分を共有していかないと話が重なり合わない。個別の課題を丁寧に見ながら関わっていくことが大事です」
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