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田中角栄と越山会の女王
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ルポ・エッセイ
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「一期三年ですべて仕上げる」

『田中角栄と越山会の女王』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 田中が首班指名を受けたその日、砂防会館にもどってきたのは、夕方のことであった。田中は、さすがに興奮していた。昭に言った。

「政治の流れを、変えるよ」


 表情はいつも以上に紅潮している。意欲が、はち切れんばかりに(みなぎ)っていた。


 政治の流れを変える──。それは田中が、選挙に初めて出馬した昭和二十一年からの(うた)い文句であった。


 田中が相談を持ちかけた。

「ところで、政務の秘書官は、誰にしたらいいだろう」


 昭の頭に、すぐにひとりの男が浮かんだ。

「小長さんに、通産省を一時休んでもらってお願いしたら」


 通産大臣秘書官の小長啓一は、これまで、政治家としての田中、通産大臣としての田中とのバランスをうまくとってくれた。

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