『「新」怪奇現象41の真相』
[著]ASIOS
[発行]彩図社
【1万3000年前から存在? NASAも認めた謎の人工衛星】
伝説
インターネットを中心に、「黒騎士(※①)の衛星」、あるいは「ブラックナイト」と呼ばれる謎の衛星が話題になっている。それは、人類が打ち上げたものではない。おそらくは異星人が地球を監視するために飛ばしたUFOではないかというのだ。
この黒騎士の衛星は、今をさかのぼることはるか1万3000年も前から地球の周りを1000キロの高さで周回しているのだという。どのような機能を持っているのかは定かではないし、現時点で稼働しているのかどうかも定かではない。
この衛星は、1954年にアメリカの新聞が報じたことがきっかけで注目されるようになった。人類が打ち上げた人工衛星は、1957年の旧ソ連のスプートニク1号(※②)が最初だ。その3年前に人工衛星が宇宙に存在したはずがない。
時代が下って1998年、国際宇宙ステーション建設のために打ち上げられたスペースシャトル「エンデバー」が船外を飛行する黒い物体を発見した。一部ではこれが黒騎士の衛星であるとみられている。NASAが撮影した写真も公開されている。ステルス戦闘機を思わせる外観は、異星人の宇宙船である可能性を十分感じさせるものといえるだろう。
真相
一時期、下火だったUFO関連の話題だが、近年、ソーシャルメディアの発達によって再び活況を呈している。この謎の衛星に関する話も、そうした流れの中でジワジワと普及してきているようだ。